2023-12-04
12月4日(月)の朝の時間に、全校児童が集まって朝礼を行いました。
始めに校長先生から、次の話がありました。
「12月に入り、もうすぐ1年が終わります。1年は12か月で終わります。身の回りでの数え方は、10のかたまりをつくり、10ずつ大きくなっていくというのが普通です。でも、1年は12か月、12こ集まって1年と数えます。今年はうさぎ年で、来年は辰年という言い方もします。干支と呼ばれるものも、12こあります。昼間は12時間、夜は12時間と、時間も12ずつ数えています。他にも、鉛筆も12本集まって1ダースというように、12ずつ数えていきます。なぜ、12ずつなのでしょうか。
このように、身の回りには「あれっ? 不思議だな」と思うことがいろいろあります。「あれっ?」と気付けることが、これからの未来を生きる上でとても大切な力になります。改めて皆さんには、このような力を身につけてほしいと思います」
校長先生の話に続いて、賞状伝達を行いました。まず、夏休みに取り組んだ作文や読書感想文、絵画コンクールで入賞した子を紹介しました。(写真右下)
次に、11月8日に行った昭和オリンピックでの、各種目の金・銀・銅のメダリストに、一人ずつメダルの授与を行いました。
最後に生徒指導担当より、今月の目標「学校をきれいにしよう」についての話がありました。生活団ごとに、毎日熱心に清掃活動に取り組んでいるおかげで、きれいな学校を保つことができています。今月は「今年もありがとう。来年もよろしくね」の気持ちをもって、ますますきれいな学校を目指していくことをみんなで確認しました。引き続き、きれいな学校・きれいな環境の下で勉強にも友達との活動にも気持ちよく、楽しく取り組んでいってほしいと思います。
 
 
 
2023-12-01
本校の保護者様の会(奨学会)の文化部が主催となって、毎年講演会を企画・運営してくださっています。
コロナ禍をきっかけに教育現場でのICT機器の活用が加速化して、今では本校でも一人1台iPadの所持が〝当たり前〟となっていたり、登下校時の安全確保のため、キッズ携帯電話・スマホをもつ子も多かったりすることから、子どもたちのネット利用や情報モラル教育に関しては、教職員も保護者様も喫緊の課題の一つと捉えていました。そこで、今年度は「家庭における好ましいネット利用のあり方」についてご講演いただくことにしました。
今回、講師にお招きした古谷成司先生は、千葉県内の教育委員会の指導主事や公立小学校の教頭・校長を歴任された後、NPO法人 企業教育研究会にて企業と連携した授業づくりやご講演等を行いながら、よいよい授業や教育のあり方を広めたり推進されたりしていらっしゃいます。
講演では、まず、動画を拝見しました。
スマートフォンを買ってもらって大喜びの女の子。フィルタリングに不便を想像し、フィルタリングをしなくても気をつけていれば大丈夫と考えて使い始めるが、夢中になっているドラマの配信に関心をもっておうちの人に黙って課金しようとしたり、無料サイトを見つけてクリックしたりしてしまう。その結果、10万円の請求が届いたり、個人情報を明らかにすると脅されたりして……。
この動画のような被害だけでなく、子どもにスマートフォンを持たせることについて、「長時間の利用」「依存症傾向「目が悪くなる」「ネットいじめにあう」こと等の不安はつきものです。古谷先生からは、これらの不安に対して大人が一方的に〝禁止するルール〟を子どもに与えるのではなく、子どもと一緒にルールをつくっていくことが大切だということを教えていただきました。
古谷先生が以前、校長としてお勤めになっていた小学校では、子どもたちから「休み時間にタブレットを使わせて欲しい」という訴えがあったそうです。その訴えに対して、「ダメ」と即断したり一方的にルールを与えたりせず、代表委員会で子どもたちに「どうすれば先生方が心配する〝課題〟に陥らないか」を話し合わせたそうです。繰り返し繰り返し話し合いを経て子どもたち自らつくったルールは、その後、破られることは一切なかったそうです。子どもを伸ばし育てることの大切な視点についても、古谷先生から教えていただいた気がしました。
また、災害時、SNSの活用によって命が救われた例もご紹介いただきました。スマートフォンの利用を不安や悪と捉えるばかりでなく、「自分が幸せになる」「他人が幸せになる」「社会が幸せになる」、そのような〝デジタルシチズンシップ〟教育の推進にも力を注いでいくべできあることも教えていただきました。
平日の、月初めの日の開催でしたが、講演会には多くの保護者様にご参加いただきました。
本日ご参加になれなかった方には、オンデマンド配信にてご覧いただけるようにしています。
 
 
 
2023-11-18
18日(土)に、奨学会バザーが行われました。毎年、役員の皆様の企画・運営のアイデアには驚かされることばかりです。今年度も子どもたちが大喜びの、景品付き体験型ゲームの数々に、その場でつくって〝オリジナル作品〟を持ち帰ることのできるワークショップコーナー、保護者の皆様からご提供いただいた提供品やリユース制服、通常は中・高校校舎内にある売店の出張販売などの販売コーナーにカフェコーナーなどたくさんのコーナーが用意され、時間があっという間に過ぎるほど、とても充実した楽しいバザーとなりました。
昨年度はコロナ禍での開催ということで、2学年ごとに実施日時を分散して行ったり、密を防ぐためにゲームコーナーの数を少なくして新たにワークショップコーナーを設けたりするなど、役員の皆様による、感染予防と子どもたちの笑顔を生み出すきめ細かな工夫がありました。
今年度の工夫は、何と言ってもアフターコロナを象徴するかのような、〝お化け屋敷〟の開催です。
実は本校で〝お化け屋敷〟を行うのは、初めてではありません。以前、「昭和プチフェスティバル」で6年生が行ったことがありました。「昭和プチフェスティバル」は新型コロナウイルスの感染拡大が影響してバザーが中止となった年、「だったら、自分たちでバザーのようなことができないか」と児童会が中心となって考え、4〜6年生の各学級が全校児童で楽しめる企画を用意し、中・高校の文化祭のような雰囲気をつくって行った行事でした。そのとき、6年生がお化け屋敷を行ったのです。全校児童に大人気だったこのお化け屋敷を役員の皆様もご存知で、今回、「大人がつくったら『こんなお化け屋敷ができる』というものをやってみよう!」と張り切ってご準備くださいました。
子どもたちが入場する前、「確認&リハーサル」と称して、実際にお化け屋敷に入らせていただきました。(^^;)   ※下の動画参照
お化け屋敷ではただ進むだけでなく、真っ暗な中でのミッションが与えられるのですが、そう簡単にこなすことはできません。不気味な音楽が流れる中、ミッションを行おうとすると、突然、光る物体や幽霊が現れたり、足元の感触が急に変わったり、鏡の景色が変わったり……。細かな仕掛けの数々や幽霊役を上手に演じられる姿には、本当に〝ビックリ!!〟でした。お化け屋敷は低学年用、中学年用、高学年用と、学年によって怖さのレベルも違うつくりになっていたそうです。
本日のバザーには、たくさんの方にご来校いただきました。また、当日のお手伝い係をお願いしましたところ、多くの方々が進んで引き受けてくださいました。皆様のご支援のおかげさまをもちまして、子どもたちにとって忘れられない1日をプレゼントすることができました。ありがとうございました。
 
2023-11-13
11月13日(月)〜12月1日(金)を秋の読書月間と定め、子どもたちも教職員も一緒になって、読書への関心を高める機会にしています。
読書月間は、教職員による読み聞かせ会から始まります。13日(月)の、朝の学習の時間に行いました。
教職員による読み聞かせは、6月にも行っています。その際は学級担任が行ったのですが、今回は趣向を変えて、学級副担任や専科の教員が教室に入って読み聞かせを行いました。「いつもは英語や音楽、体育を教えてくれている先生がどんな本を、どのように読んでくれるのだろう」と、子どもたちは始まる前から興味津々の様子でした。
読書月間では、子どもたちどうしによる読み聞かせも行います。これも前回とは異なり、今回は下学年が読んで上学年に聞いてもらいます。
他にも、図書委員会主催の〝読書ビンゴ〟も始まりました。全員にビンゴカードが配られ、本を1冊借りたらその本の種類(1〜9類)に応じた場所にスタンプを押してもらいます。いろいろな種類・内容の本に触れながら、ぜひ、「ビンゴ!」を目指してほしいと思います。
 
2023-11-09
〝スポーツの秋〟と言われるように、秋は熱中症になるリスクも減り、寒さで冷え込むようなこともなく、体の代謝が高まり、運動の効果が得やすい季節です。本校の子どもたちは秋に限らず、明らかに小雨が降っている状況でも、「先生、休み時間、外で遊べる?」と尋ねてくるほど、外遊びが大好きです。しかし、その一方では、友達と話をしたり読書をしたり、室内でのんびり過ごすことが好きな子もいます。休み時間ですからそれぞれ心身ともに気分転換でき、楽しく過ごすことができればよいのですが、スポーツの秋をきっかけに体を動かすことにも関心をもつことができればと考え、本校では秋に、スポーツに関する2大イベントを行うようにしています。その一つが、10月19日に行われた長縄跳び大会。そして、もう一つが、11月8日に行った「昭和オリンピック」です。
スポーツイベントと聞くと、この昭和オリンピックはがっつりの、運動能力コンテストのように伝わるかもしれませんが、決してそのようなわけではありません。もちろん、運動が好きな子や運動に自信のある子は金メダルや歴代記録の更新を目指して、当日も、当日までの自主練習も、積極的に取り組むことができます。運動が苦手な子にとっては、昭和オリンピックは〝経験の場〟の役割を果たします。当日は、予め決められた(どうしてもできない・難しいと感じる種目を除いた)種目に挑戦します。それまで一輪車に興味を示していなかった子が、この経験がきっかけとなって「一輪車に乗れるようになりたい」と思うようになり、その後の中休みや昼休みに、積極的に友達と練習に取り組むようになった子もいました。
また、種目内容や写真を見るとお分かりのように、「紙コップ積み」や「だんごむし(鉄棒)」など、これまでの運動経験や能力が直接成績に影響するとは限らない種目も用意しました。とはいえ、例えば「紙コップ積み」には指や手先の動き、集中力という運動能力に関わることを、しっかり経験を通して高めることを目指してはいますが、それこそ〝がっつり〟の運動種目に比べれば、メダルをとりやすい種目だと思います。これはできるだけ多くの子どもたちに表彰の機会を与え、がんばりを称賛してあげたいと思う、本校の教育方針によるものでもあります。
今年度のオリンピックで行った種目は、次の17種目です。この中には、子どものアイデアによってつくられた種目もあります。
ドッジボール投げ  ハードル走  一輪車  竹馬  くるくる前回り  のぼってのぼってのぼり棒  
はい!おとなりへボールリレー  レッツジャンプ(縄跳び)  フリースロー  Five targets!  立ち幅跳び  
だんごむし(鉄棒)  アザラシダッシュ  けんけん競争  握力  紙コップ積み  ゴルフ
競技時間はあっという間に過ぎ、種目によってはタイ記録が出て優勝が決まらず、別日に改めて決勝戦を行うものもあります。オリンピックですので結果がそれぞれ出ますが、結果以上に、気持ちのよい秋空の下、体を動かすことを楽しんだり、目標をもって取り組んだり、今まで進んで行っていなかったことを経験してみたりできたことに、大いに価値があったと思います。
しょうわだより