12月8日(金)に、芸術鑑賞会を行いました。芸術鑑賞会は音楽や落語、能など様々な演目の鑑賞を通して、未知の芸術に触れたり、芸術の楽しさを知ったり親しみをもったり、プロの姿を生で見て感性を豊かにしたりすることなどをねらいとして、毎年行っています。今年度は、演劇を鑑賞しました。今回、〝本物〟を魅せてくださったのは、劇団め組の皆様。下学年向けの「泣いた赤おに」と上学年向けの「走れメロス」の2作品を上演していただきました。
下学年の部では、始めに進行役の方から「面白かったら笑ったり、悲しくなったら泣いたり、自分の気持ちに正直になって、どうぞ見てください」と話があった通り、子どもたちは目の前で演じられるストーリーにすっかり夢中になり、大声で笑ったり驚いたり、最後の場面では静かに悲しんだりして鑑賞を楽しみました。終わった後には、「赤おにが涙を流したのは、青おにとの別れが悲しいからかなのかなあ。それとも、自分のためにここまでしてくれたという感動の涙なのかなあ!?」と呟き、考える子どもの姿もありました。
上学年の部も下学年同様、物語にすっかり吸い込まれ、メロスが約束を果たせるかどうかにハラハラドキドキ。そして最後、メロスがなんとホールの後方から登場した時には思いきり驚かされるなどして、あっという間の時間を過ごしました。
上学年の部の最後には、6年生が全校児童を代表して劇団の方に花束を贈呈して、感謝の思いを伝えました。劇団の皆様も終演後にはホールの出口で、子どもたちを見送ってくださいました。