2023-06-20
やはり、昨日の活動はとても充実していたようです。朝6時の起床時刻を迎えても、廊下に寝息が聞こえてくる部屋ばかり。今日の活動も元気いっぱい楽しんでほしいと考えて、急遽、起床時刻を遅らせることにしました。
6時20分頃から着替えや洗顔、最終日の朝ということで、布団や部屋の整理を始めました。そして、きちんと整え終わった部屋からホテル前の海岸に出て、波を眺めたり貝殻を拾ったりしました。中には、おうちのようなものをつくり始める子も!? 今日も気持ちのよい天気です。
朝食を食べ、退所式を終えたら、バスに乗って鴨川シーワールドに! 鴨川シーワールドといえば、シャチ。日本では鴨川シーワルドともう一つの水族館だけしか見ることができません。改めてシャチの水槽の前に来ると、その大きさにびっくり! このシャチが大迫力のジャンプをするのですから、水しぶきも豪快にきまっています。そのスリルを味わおうと、多くの子どもたちが前の方の席をあえて選んで座っています。頭からカッパをかぶって備えたものの、足元までは守りきれません。靴やカッパのちょっとした隙間から水がザバーッ! それでも、子どもたちは大興奮でした。
昼食場所は、ベルーガの水槽の前。鴨川シーワールド内は活動班ごとの自由行動でしたが、時計を見ながら昼食時も退園時も、集合場所にしっかり約束の時刻の前に集まることができました。とてもすばらしかったです。
帰りのバスの中では、3日間の思い出を発表し合いました。地引網漁体験や磯での自然観察、今日の鴨川シーワールドと合わせて、部屋で友達と㊙︎話で盛り上がったことも思い出に挙げられていました(笑)。
天気にも恵まれ、通常の学校生活では味わえない〝本物体験〟を数多く経験できました。親元を離れ、仲間と過ごした3日間は、いつまでも心に残る思い出となったことでしょう。
 
 
2023-06-19
19日(月)6:00、自然教室2日目の朝を迎えました。
昨日の活動でぐっすりの部屋もあれば、早くに目が覚めて部屋でごそごそと、友達と静かに起床時刻を待つ部屋もありました。窓の外から聞こえる波の音が目覚まし時計となり、カーテンを開けると眩しい太陽が! 非日常の朝の風景と晴天が、子どもたちに元気を与えていました。
洗顔を済ませ、6時30分に全員で海岸に出て行った朝の会から、今日の活動はスタートです。実行委員の進行で海を背にして、みんなで〝昭和健康体操〟を行って心身ともにリフレッシュ! 体を動かしお腹もすいたところで、朝食の時間となりました。
朝食後は本日のメインイベント、磯での自然観察です。昨日同様、心地よい風が吹き、雲が上手に太陽を隠してくれたおかげで、暑さを強く感じることなく、気持ちよく生き物採集に取り組めました。
「いたー、魚がいっぱい!」
ある子がこう叫ぶと、網を持った子たちがそのターゲットのそばに集合してきます。しかし、魚も人の気配を感じると、すぐさまササッと逃げてしまいます。あまりにもすばしっこい様子に痺れを切らし、水溜りに直接腕を入れて魚を手掴みしようとする子もいました。
一方では、静かに、静かに生き物に近づいて、的確に捕まえる子もいました。
「カニ、ゲット!」「ヒトデだよ」「ウニがいた! 先生とって!」
どこに生き物がいてどのように捕まえればよいのかを、上手な子の姿を参考にしながら理解していき、次第にどの班も生き物を捕まえることができてきました。1つのバケツに多くの生き物が入っている状態となったため、命を大切にする観点から、途中で一度、この後、観察で使用しない生き物については海に離してあげる時間をとるほどでした。
生き物採集に2時間30分程度取り組んだ後、選んだ生き物を大切にホテルに持ち帰って、昼食の時間を迎えました。
たくさん体を動かしたからでしょう。昼食のメニューはカレーでしたが、たくさんの子がご飯をおかわりしていました。
昼食後は捕まえた生き物について、顕微鏡や図鑑等を使って詳しく調べ、一人一人が観察カードに記録しました。
「細かい毛が生えている!」「なんか不思議……」
それぞれが新しい発見をしていました。また、夜に行う発表会にむけて、各班でどの生き物についてどのように発表するのかも考え、発表練習にも取り組みました。
入浴・夕食を済ませたら、その発表会です。各班ごとにみんなの前に出て、それぞれが選んだ生き物について発表しました。今回、引率教員6名それぞれが1つずつ賞を選出し、表彰することにしました。その賞とは、「アイデア賞」「博士賞」「チームワーク賞」「元気で賞」「アート賞」そして「昭和学院大賞」です。栄えある「昭和学院大賞」に選ばれたのは、1組5班。図鑑で調べたり目で見たりして分かったことだけでなく、指を近づけてみたらどうなるかなど、生き物を前にして行った実験の結果についても紹介したところが素晴らしかったです。
発表会を終えると、消灯まで部屋でゆっくりしました。今日は次から次へと予定がつまっていて、充実していた分、疲れもあると思います。今日こそ、ぐっすりの夜でしょう。
明日は、いよいよ最終日です。
 
 
 
 
2023-06-18
18日(日)より、4年生の自然教室が始まりました。
8時30分、荷物を持ってバスに乗ろうとロータリーにむかっただけで汗がジトー。屋外での活動が中心なだけに熱中症が心配になりましたが、最初の見学地の九十九里浜に着くと、風が吹き、太陽は雲が隠してくれて、絶好の〝地引網漁日和〟となりました。
風の影響を受けるということで、九十九里浜を歩く前に、まず、地引網漁体験を行うことになりました。早速、船で網を沖に運んで海に投入し、網の両端についているロープを、1組、2組でそれぞれ分かれて引っ張りました。
「オーエス、オーエス!」
早く引かないと、網にかかった魚が逃げてしまいます。子どもたちは一生懸命に力を出して引っ張りました。だんだん網が上がってきて、魚が見えてきました。獲れた魚は、イワシにアジに、なんとアカエイも! さらに、クサフグにヒラツメガニ、サメの赤ちゃんもいました。
この地引網漁体験に結構な時間を費やしたため、結局、浜を歩くことはせず、その場所で貝殻を拾ったり足をバチャバチャ濡らして海を楽しんだりして、昼食の時間を迎えました。
昼食時には、お弁当の他に1人1匹ずつ、その場で焼いたイワシもいただきました。これまで魚を敬遠してきた子も、「初めて食べた。おいしかった」と話していました。
昼食後はバスに乗って館山へむかい、洲埼灯台を見学しました。灯台から眺める海の景色が有名な場所ですが、前述のとおり、雲と霞の影響で遠くまで見ることができず、子どもたちはいつしか足元に注目し始めて、四つ葉のクローバー探しやバッタに夢中になっていました。
ホテルに着いたらすぐに入浴、その後、夕食となりました。今日はいっぱい体を動かしたのでおなかもすいていたようで、ご飯のおかわりぶりがとてもすごかったです(笑)。
夕食後は、海藻を使った押し葉しおりづくりと星について学びました。つくったしおりは後日、学校に届けられるそうです。
天候にも恵まれ、活動いっぱいの充実した1日目となりました。今日は、きっと〝ぐっすり〟でしょう。
明日は磯で生き物をつかまえ、観察・発表会を行います。天気は大丈夫そうです。
 
2023-06-17
16日(金)は清掃時間をなくしてロング昼休みの特別日課を組み、なかよしデーを行いました。
なかよしデーでは、1〜6年生が30人位ずつの異学年グループ(生活団)をつくり、生活団の仲間と昼食を食べたり遊んだりします。
実はなかよしデーで異学年が一緒に昼食を食べるのは、コロナ禍前以来のことになります。写真にあるように、みんな楽しそうです。
遊び場所の広さの関係で、16日は全生活団の半分の10〜18団が行いました。1〜9団は、23日に行う予定です。
今年度初めてのなかよしデー。さらにお互いを知り、絆を深める機会になりました。
2023-06-13
13日(火)の朝、児童集会を行いました。かぜをひいたり体調を崩したりしている子も多いことから、今月はTV放送を各教室で視聴する形で行いました。
始めに、ボランティア委員会からは「in ゼリー リサイクル」という新しい取り組みについての紹介がありました。「inゼリー」の空き容器を回収し、プラスチック原料として再利用する取り組みだそうです。校内に手作りの回収箱を設置し、これから集めていくそうです。また、校内で「ミツバチ一枚画コンクール」を実施することも発表されました。ミツバチをかくことで、「自然環境の大切さ」「助け合うことの大切さ」「いのちの大切さ」などを考えるきっかけにしてほしいとのことでした。
続いて飼育栽培委員会からは、今年度から校内で飼育しているカメに関するクイズを出題し、カメの名前を募集することが発表されました。
掲示委員会は校庭への出入口付近に、毎月、その月の行事や雰囲気に合う掲示物を作成して掲示しています。今後、どのような掲示物を作ってほしいか、全校児童の意見を集めるそうです。
最後に、児童会からは新企画、「オンリーワンコンテスト」についてのアナウンスがありました。
各委員会とも、決められた仕事だけでなく、学校生活をよりよくしようと進んで考え、創意工夫あふれる活動をしています。
しょうわだより