4年生 学習した〝その先〟へ

2024.12.20 15:15
学期末を迎え、4年2組の算数では、2学期間に覚えるべきことやできるようにしておくべき知識・技能の学習は〝ひと段落〟したため、今は考える場を設けて、思考面を高める学習を行っています。
昨日扱ったのは『99のかけ算』。「計算をしてみよう!」と話して、黒板に「99×51」の式を書きました。先生に言われるがままに子どもたちは99×51の筆算をノートに書き、計算して答えの5049を求めました。子どもたちは考えることが大好きで、既にこの時点で「筆算をするよりも簡単に求められる!」と話して、ただ筆算をするだけでない〝簡単な求め方①〟を追究していました。
授業では「次の問題ね!」と話して、黒板に「99×52」「99×53」の問題を書きました。続いて「99×54」と書いた時点で多くの子が「もう計算しなくても分かる!」と話して、さらに〝簡単な求め方②〟を見いだしました。
「きまりを見つけたら、計算も簡単だね!」となって、続く5問目を出題。5問目は「99×76」。先ほど発見した〝簡単な求め方②〟は使えないことにがっかりでしたが、すぐに別の〝簡単な求め方③〟を子どもたちは見いだしました。
「おもしろい!」
ただ機械的に計算し答えを求めて満足するのでなく、いろいろな〝簡単な求め方〟の発見を楽しんだ子どもたち。授業はここで終わりになりました。
翌日、「先生、授業の続きに取り組みました!」と話して、別の〝簡単な求め方〟や〝きまり〟を見いだしたり、『99×□』の数字を自分で変えて『999×□』を考えたり(子どものノート)、授業の〝その先〟に取り組む子どもたちがたくさんいました。授業でその子たちの取り組みを紹介すると「なるほど」「すごい!」の声とともに、自然と拍手が沸き起こりました。